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1992年モスクワ、ペレストロイカのあと。
ロシアでの生活
ロシアでの生活

夏はダーチャで…

夏になるとすぐに気づくことがある。

一つ目は、モスクワの街が埃だらけで、とにかく汚いということ。
二つ目は、モスクワの街が閑散としているということ。

二つ目は、どうしてかというと、ほとんどのモスクワっ子たちは、郊外にある「ダーチャ(別荘)」へ行くから。

日本人が「別荘」と聞くと、金持ちを想像するけど、この「ダーチャ」はいたって素朴。
ソ連時代、国から安く土地を買ったり、借りたりして、素人手作りの建物も多い。
多くのロシア人はそこで家庭菜園を作っている。

ロシアをあまり知らない人の中には、ロシアは夏も寒い、雪が降ってると思ってる人がいる。
でも、意外にも夏のモスクワは暑い。
夏は湿気はないものの、昼間は日差しが強くて、案外暑い。
一方、夜間は冷え込んだりするので、厚手のカーディガンやフリースなどが必要になる。
暑く、乾燥していて、一層埃っぽい夏のモスクワを避けて、人々は、郊外のダーチャへ向かう。


私が招待してもらったダーチャの様子を紹介すると・・・。

トイレは建物のそばの作り付けで、
たいていお父さんが下に置いておいたバケツにたまった汚物をどこかに捨てに行く。
シャワーはない。
3日にいっぺんくらい井戸水を桶に汲み、タオルを使って洗う。
髪は1週間に1回くらいモスクワのアパートへ戻って洗えばいいと言われたんだけど、
私は結局我慢できず、庭で水着を着たままシャンプーをした。
庭を水びだしにして、お母さんに怒られてしまった。

ここでは、コスモスの花、木苺(すぐり、ブルーベリーなど)、じゃがいも、きゅうりなどあらゆる野菜や果物を栽培し、食糧の足しにしている。
そこで採れたものを使って、ロシアのお母さんたちは、手作りのジャムやピクルスを作って冬に備える。
ダーチャでの生活の間、池で泳いだり、森できのこや木苺を摘んだり、森の中をサイクリングしたり、白樺の木の下で食事をしたり、木陰で昼寝したり、地平線に沈む夕日を見ながら散歩したりして過ごした。

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